著者 里見賢治
■――どんな本
年金制度のどこが問題なのか
どうすれば安心の年金ができるのか
財源は消費税しかないのか
――少子高齢社会危機論、持続可能な社会保障論など
福祉抑制擁護の俗説を越えて
だれにでも最低生活を保障する公費負担方式〈税方式〉による年金を提起する
四六判上製・308頁・図表25点
ISBN 978-4-903295-22-0
定価 2400円+税
発行 山吹書店 2008年
発売 JRC
■――目次
第1章 年金不安から、希望と安心の年金制度へ―不安の正体はなにか
第2章 少子・高齢社会は危機なのか―「持続可能な社会保障制度」論批判
第3章 日本の公的年金制度の概要と特徴―皆年金目標と社会保険方式の矛盾
第4章 日本の公的年金制度の現状と問題点―社会保険方式の再検討
第5章 新・公的年金の制度設計(里見案)―公費負担方式〈税方式〉の提案
第6章 諸政党・諸団体の年金改革案―公費負担方式の統一提案の構築を
第7章 21世紀成熟社会の社会保障のゆくえ―皆保障体制をめざして
■――著者紹介
里見賢治(さとみ けんじ)
佛教大学社会福祉学部教授(大阪府立大学名誉教授)
徳島県鳴門市出身。大阪大学経済学部卒業、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。
その後、大阪社会事業短期大学講師・助教授、大阪府立大学社会福祉学部助教授・教授(1997年~2001年社会福祉学部長)を経て、現職。
専攻は社会保障論・福祉政策論。
主な著書
『福祉財政論』(共著、ミネルヴァ書房、1989年)
『日本の社会保障をどう読むか―現代の福祉政策を検証する』(労働旬報社、1990年)
『公的介護保険に異議あり―もう一つの提案』(伊東敬文・二木立と共著、ミネルヴァ書房、1996年)
『講座 戦後社会福祉の総括と21世紀への展望 Ⅱ.思想と理論』(日本社会福祉学会記念出版、阿部志郎他編、分担執筆、ドメス出版、2002年)
『現代社会保障論―皆保障体制をめざして』(高菅出版、2007年)
■――著者からのメッセージ
低年金、無年金の人を出さない、真の皆年金制度の確立へ
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