著者 布川日佐史
■――どんな本
経済状況の激変と雇用の不安定化のもと
社会保障の再構築へむけて
生活保護制度の「利用しやすく、自立しやすい」制度への条件を提示する
A5判・並製、208頁
ISBN 978-4-903295-23-7
定価 2300円+税
発行 山吹書店 2009年
発売 JRC
■――目次
第1部 生活保護基準の検討
第1章 消費水準均衡方式とは―何と何との均衡なのか?
第2章 個別的・類型特別需要を考慮した生活保護基準の検証
第3章 社会格差是正と生活保護基準―今後の検討課題
第2部 保護の要件としての稼働能力活用の検討
第4章 保護の要件としての稼働能力活用
第5章 矛盾と新たな可能性
第6章 稼働能力活用要件の解釈と改善の課題
第3部 生活保護改革論議と自立支援
第7章 「利用しやすく、自立しやすい」制度へ―専門委員会の提起
第8章 自立支援プログラムの成果と課題
第9章 自立支援と生活保護改革の課題
結論 社会保障制度を土台からつくり直す
■――著者紹介
布川日佐史(ふかわ・ひさし)
静岡大学人文学部教授。労働経済論専攻。厚生労働省社会保障審議会福祉部会生活保護制度の在り方に関する専門委員会(2003年8月~2004年12月)委員。『貧困研究』編集委員(2008年~)。