編著 竹内常一/佐藤洋作
■――どんな本
しあわせになることをあきらめない
実現のための13章の実践と考えかた
四六判・並製/256頁
ISBN 978-4-903295-96-1 C3037
定価 2200円+税
発行 山吹書店 2012年8月
発売 JRC
■――主な内容
本書は・・・
生きづらさや困難をかかえた子ども・若者と教師・支援者たちが
小・中・高・特別支援学校、地域、フリースクール、若者自立塾、
若者サポートステーションなどを舞台に、
いかなる学びと協同をつうじて、しあわせにむかう扉をたたき、扉をひらいていったかを
13章の実践例とともに、見て考えていきます。
■――目次
Ⅰ 生きづらさをかかえた子どもの世界を生きる
第1章 そうちゃんの世界とつながりたい~特別支援学校の子どもと教師 渡辺茉実
第2章 心にしあわせの種をもつ子どもたち~「ことばの教室」で出会った仲間たち 篠崎純子
第3章 ことばの奥にある思いに耳をすませて~当事者の関係をつなぎなおす 荒巻りか
Ⅱ 子どもの幸福を夢見る権利に応える
第4章 子ども出会う~発達障害の子どもと生きる 竹内常一
第5章 隆信の中学三年間~虐待された過去をもつ子の指導 竹内常一
第6章 川を福祉環境に変えた子どもたち~生きることと学ぶこと 竹内常一
第7章 「はたらかされる」から「はたらく」へ~アルバイトの雇用契約書をもらってみる 竹内常一
Ⅲ 教育と福祉のつながりを求めて
第8章 「中学校と地域」の自分史 一九九八~二〇一二年 綿貫公平
第9章 地域における子ども支援から若者支援へ 佐藤洋作
Ⅳ 社会と教育から排除された子ども・若者を支える
第10章 関係性を回復する支援~サポステを訪ねてくる若者たち 髙橋 薫
第11章 困窮家庭の子どもの学習支援~自治体とNPOの協同事業 篠崎 修
第12章 「学校から社会へ」の移行を支援する~移行期としての若者期を問う 佐藤洋作
◎補章 子ども・若者は「しあわせの扉」をたたいてきた 竹内常一
■――著者紹介
竹内常一(たけうち つねかず)
國學院大學名誉教授。全国生活指導研究協議会常任委員。
子どもの世界と政治・社会の関係について時代の深層を見据えた研究をつづける。
著書に『生活指導の理論』(明治図書)、『子どもの自分くずしと自分つくり』(東京大学出版会)
『日本の学校のゆくえ』(太郎次郎社)、『いまなぜ教育基本法か』(桜井書店)など。
■――著者紹介
佐藤洋作(さとう ようさく)
特定非営利活動法人 文化学習協同ネットワーク代表理事。
1970年代から父母運営の塾づくり運動をはじめ、以後、不登校・ひきこもりの子どもや
若者の居場所づくり、学びづくりなどに先駆的に取り組む。
著書に『君は君のままでいい』(ふきのとう書房)
『ニート・フリーターと学力』(共編著、明石書店)など。