ハウジングファースト ― 住まいからはじまる支援の可能性

ハウジングファースト―住まいからはじまる支援の可能性
稲葉剛・小川芳範・森川すいめい◎編

どんな本

欧米で始まっている、ホームレス支援の革新的な理論と実践「ハウジングファースト」を日本で初めて紹介した本
東京で「ハウジングファースト」型の支援を実践している医療・福祉関係者、アメリカのハウジングファーストを研究している研究者など、計10名が執筆を担当

A5判・224頁
ISBN 978-4-86538-069-9  C3036
定価 2,600円+税
発行 山吹書店 2018年4月20日
発売 JRC

主な内容

◎ハウジングファーストとは、
無条件に、安定した住まいを提供する。
「安定した住まいを得たいか否か」、問いはそれだけ。
得たいならば、住まいを支援する。
そして、必要に応じて、本人のニーズにもとづいた支援をする。
支援と住まいは完全に分けられる。
支援がなくても住まうことができ、住まいを失っても支援を利用することができる。
それが、ハウジングファーストである。

目次

はじめに 「ハウジングファースト」という試みが始まっている(森川すいめい)
第1章 ハウジングファースト型のホームレス支援のエビデンスとその実践(熊倉陽介+森川すいめい)
第2章 パスウェイズ・トゥ・ハウジングとハウジングファースト(山北輝裕)
第3章 国内におけるホームレス対策の進展とハウジングファースト~東京23区における状況を中心に(稲葉 剛)
第4章 貧困ビジネス施設の実態(吉田 涼)
第5章 「自分の部屋が欲しい」―かなえてあげられなかったあなたへ(小林美穂子)
第6章 ハウジングファーストの人間観と支援アプローチ(小川芳範)
第7章 ホームレス状態にある人に対する居住支援の現状と課題~つくろいハウスの実践をとおして(大澤優真)
第8章 日本の精神科医療とハウジングファースト(渡邊 乾)
第9章 ハウジングファーストと障害者自立生活運動(高橋慎一)
第10章 拡大する「住まいの貧困」とハウジングファースト(稲葉 剛)
◎ハウジングファースト東京プロジェクトのご紹介
おわりにかえて(稲葉 剛)

著者紹介

森川すいめい 熊倉陽介 山北輝裕 稲葉剛 吉田涼 小林美穂子 小川芳範 大澤優真

渡邊乾 高橋慎一

編者紹介

稲葉 剛 つくろい東京ファンド代表理事。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人。生活保護問題対策全国会議幹事。1994年より生活困窮者の支援に取り組む。著書に『ハウジングプア』(山吹書店)、『生活保護から考える』(岩波新書)など。

小川芳範 TENOHASI生活応援班。ブリティッシュ・コロンビア大学哲学科博士号取得。大学教員を経て、TENOHASIにボランティアとして参加。精神保健福祉士資格取得後、2014年4月より現職。

森川すいめい みどりの杜クリニック院長、世界の医療団理事など。精神科医。阪神・淡路大震災時にボランティア活動を行って以後、支援活動を続け、2001年に「ホームレス」支援活動を開始。08、09年に路上生活状態にある人の中の精神障害者有病率調査を行う。著書に『漂流老人ホームレス社会』(朝日文庫)、『その島のひとたちは、ひとの話しをきかない』(青土社)など。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加