貧困襲来

貧困襲来

〈貧困〉は自己責任じゃない!

著者 湯浅誠

■――どんな本

日本社会に〈貧困〉が広がっている。
雇用や福祉がズタズタにされるなかで、人間らしい生活を送ることができなくなるまでに追い詰められた人々が増えている。
いつのまにか誰にとっても〈貧困〉はすぐそこにある時代に突入した。
しかし、〈貧困〉は自己責任じゃない!
〈貧困〉は政治的に、社会的に、解決されるのを待っている。

四六判 208頁
ISBN 978-4-903295-25-1 C0036
定価 1400円+税
発行 山吹書店 2009年
発売 JRC

■――目次

1 日本には〈貧困〉がある
2 なぜ今〈貧困〉なのか?
3 〈貧困〉から見えるもの
4 〈貧困〉の過去と未来
5 崖っぷちの生活保護
6 規制緩和のと「貧困ビジネス」
7 私たちにできる10のこと

■――著者紹介

湯浅 誠(ゆあさ・まこと)

NPO自立生活サポートセンター・もやい事務局長他。
90年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。
「ネットカフェ難民」問題を数年前から指摘し火付け役となるほか
貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴えつづける。
1000件を越える生活保護申請同行の経験にもとづいた『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』(同文舘出版、2005年)は1万部を売上げる。 『世界』『論座』『週刊東洋経済』などに寄稿多数。
ワーキングプアや貧困・格差問題を扱ったテレビ・新聞への登場でも存在感を示す。
現在、反貧困のためのネットワーク構築にも力を入れている。
1969年生、東京大学大学院博士課程単位取得退学。

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